📝
Notion×Todoist同期の無限ループを止める方法|2sync・Make・Zapier別の防止設定
Intro

同期を止めたいなら、まず「どのツールが自分で書き込んだ変更を、もう一度拾っているか」を突き止めてください。
NotionとTodoistの無限ループは、多くがこの「自分の書き込みを自分で検知し直す」構造から起きます。
朝起きたら同じタスクがずらりと並んでいる。
完了にしたはずのタスクが、数分後に未完了へ戻る。
Todoistの通知が鳴りやまない。
原因の構造が分かれば、2sync・Make・Zapierのどれを使っていても、止める場所は数か所に絞れます。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
この記事で分かること
・NotionとTodoistの同期で無限ループが起きる仕組み
・「タスクが増える」「ステータスが戻る」「通知が止まらない」の症状別の原因
・2sync・Make・Zapier別のループ防止設定と、発生後の後片付け
結論:ループの正体は、同期ツールが自分の書き込みを新しい変更として拾い直すことです。2syncはほかの自動化との重なりをなくし、Make・Zapierは「誰が書いた変更か」の判定とタスクIDでの上書きで止めます。
ループが起きる理由を構造から押さえておくと、症状を見ただけで原因の場所が分かるようになります。
最初に、往復が止まらなくなる仕組みを整理します。
Index
IntroNotion×Todoist同期で無限ループが起きる仕組み症状別チェック:タスクが増える・ステータスが戻る・通知が止まらないタスクが倍々に増える(作成ループ)ステータスが戻り続ける(更新の衝突)通知や更新履歴が止まらない(更新ループ)ツール別のループ防止設定(2sync・Make・Zapier)2sync:重なりをなくし、フィルターで同期対象を絞るMake:「最終更新者」フィルターとタスクIDでの上書きZapier:Filterステップで同じ判定を置くループが起きてしまったときの止め方と後片付けよくある質問Q. 無料プランでもループ防止の設定はできる?Q. Notionの「最終更新者」がMakeにならないのはなぜ?まとめRelated ArticlesRecent Posts
Notion×Todoist同期で無限ループが起きる仕組み

双方向同期は「片方で変更があったら、もう片方に書き込む」という動きを両方向に持っています。
問題は、同期ツールがもう片方に書き込んだ瞬間、その書き込み自体も新しい変更として検知されてしまうことです。
Notionで変更 → Todoistに書き込み → Todoistの変更として検知 → Notionに書き込み、という往復が止まらなくなります。
これが無限ループの基本形です。
ループには大きく2つの型があります。
1つは作成ループです。
「新しいタスクができたら相手側に作る」処理が、相手側で作られたタスクをまた「新規」と判定して作り返します。
もう1つは更新ループで、既存タスクの変更が行ったり来たりし続け、件数は増えないものの通知や更新履歴が止まらなくなります。
どちらも「この変更は自分が書いたものか」を判定する仕組みがないことが根本原因です。
専用ツールの2syncでも、設定次第ではループが起きます。
2sync公式ドキュメント「Todoist」は、ループを生む設定として「完了タスクをアーカイブへ送って、また戻す同期」と「アイテムを繰り返し対象に入れたり外したりするフィルター」を挙げ、避けるよう注意しています。
同じドキュメントは、Todoist標準のGoogleカレンダー連携と2syncが同じデータを同期すると衝突しうるため、フィルターで重なりを防ぐよう案内しています。
つまりループが起きやすいのは、同じタスクを複数の自動化が同期しているときと、MakeやZapierで判定の仕組みを自作していないときです。
今出ている症状によって、疑うべき場所はかなり絞り込めます。
次は、症状ごとに原因の候補を見ていきます。
症状別チェック:タスクが増える・ステータスが戻る・通知が止まらない

ループの症状は3パターンに分かれ、疑うべき場所がそれぞれ違います。
いま目の前で起きている症状に近いものから確認してください。
タスクが倍々に増える(作成ループ)
同じタイトルのタスクがNotionとTodoistの両方で増え続けるなら、作成ループです。
「新規作成」をきっかけに動く処理が両方向にあり、相手側で作られたタスクを既存のものと見分けられていない状態です。
MakeやZapierなら、「Todoistで作成 → Notionに作成」と逆向きの処理が同時に動いていないかを確認します。
2syncを使っている場合は、同じデータベースに別の自動化も繋がっていないかが最初のチェック先です。
ステータスが戻り続ける(更新の衝突)
完了にしたタスクが未完了に戻る、期日が勝手に元の日付に戻るといった症状は、複数の同期経路が逆の値を書き合っている状態です。
たとえば2syncがNotionの値をTodoistへ送り、同時にMakeが古いTodoistの値をNotionへ書き戻すと、どちらかが負けて値が巻き戻ります。
この場合は件数が増えないぶん気づきにくく、ひとつのタスクに同期経路が複数あることが主な原因です。
なお、完了したのに反映されない(戻るのではなく来ない)症状は、ループとは別の原因です。
こちらは設定や権限の問題であることが多いので、切り分けの手順が変わります。
通知や更新履歴が止まらない(更新ループ)
件数もステータスも変わらないのに、Todoistの通知やNotionの更新履歴だけが増え続けるなら更新ループです。
「更新されたら相手側を更新する」処理が、自分の更新を検知してまた更新を送っている状態です。
見た目は正常でも、MakeやZapierの実行回数(オペレーション数やタスク数)を大量に消費します。
月の上限に達すると、ほかの自動化まで止まります。
気づいた時点で早めに手を打ってください。
症状から原因の場所が見えたら、次は使っているツールごとの具体的な防止設定です。
2sync・Make・Zapierで止め方が異なるので、該当する項目を読んでください。
ツール別のループ防止設定(2sync・Make・Zapier)

防止の考え方は共通で、「自分が書いた変更は拾わない」「既存タスクは作らず上書きする」の2点です。
ただし、それを実現する設定の場所はツールごとに違います。
2sync:重なりをなくし、フィルターで同期対象を絞る
2syncでの対策の中心は、同じタスクをほかの自動化と取り合わないようにすることです。
同じデータベースにMakeやZapierも繋いでいるなら、2syncで扱うプロジェクトと、ほかの自動化で扱うプロジェクトをはっきり分けてください。
2syncのTodoist連携ページによると、プロジェクト・優先度・ラベル・Notionの任意のプロパティで同期対象を絞るフィルターが用意されています。
ただし、フィルターの条件そのものがループを生むこともあります。
同期で値が変わると条件から外れ、また条件に入る、というように対象を出入りし続けるフィルターは、公式ドキュメントも避けるよう注意している設定です。
同期で書き換わらないプロパティ(プロジェクトや専用ラベル)で絞ると、ループ防止と同期の見通しのよさを両立できます。
Make:「最終更新者」フィルターとタスクIDでの上書き
Makeで双方向同期を組む場合は、方向ごとにシナリオを分け、それぞれの冒頭にフィルターを置く構成が組みやすい方法です。
Todoistとの同期でも考え方は同じです。
Makeが書いた変更はMake自身のシナリオで止まり、人間が編集した変更だけが相手側に流れます。
作成ループには、タスクIDで既存レコードを特定して上書きする設計が効きます。
Notion側に「Todoist ID」のようなプロパティを作ってTodoistのタスクIDを保存し、処理のたびにそのIDでNotionのデータベースを検索します。
「IDが見つかれば更新、見つからなければ作成」と分岐させれば、同じタスクが二重に作られることはなくなります。
注意したいのは、フィルターを置いたのに効かないケースです。
Make Communityの相談スレッドでは、Todoistに付けた「Added by Notion」ラベルでの除外が効かず、ラベルがIDの形で渡っている点が問題になっていました。
回答では、値の型の確認と、新しく作ったタスクでの再テストが勧められています。
フィルターの比較値が名前・ID・真偽値のどれで渡っているかを、実行履歴の中身で確認してから条件を組んでください。
Zapier:Filterステップで同じ判定を置く
Zapierでも考え方はMakeと同じで、トリガーの直後にFilterステップを置き、自動化が書いた変更を通さないようにします。
判定には、Notion側の「最終更新者」やTodoist側に持たせた目印(専用ラベルなど)を使うのが組みやすい方法です。
作成用と更新用のZapは分け、更新用ではTodoistのタスクIDを手がかりに既存レコードを探して上書きする流れにします。
項目名は画面の更新で変わることがあるため、実際の表示に合わせて読み替えてください。
判定まわりで毎回詰まるなら、専用ツールへの切り替えも選択肢です。
設定を見直す前に、すでにループが起きている場合は先に止めて片付ける必要があります。
次のセクションで、発生中の対処と後片付けの順番をまとめます。
ループが起きてしまったときの止め方と後片付け

ループが発生中なら、原因を調べるより先にすべての同期経路を止めることが最優先です。
Makeならシナリオをオフに、Zapierなら該当のZapをオフに、2syncなら該当の同期を一時停止します。
一部だけ止めても残りの経路が往復を続けるため、関係する自動化は一度全部止めてください。
止めたら、どのツールのどの処理が何回実行されたかを実行履歴で確認します。
実行回数が極端に多い処理が、ループの起点です。
次に、増えた重複タスクを片付けます。
Notion側は作成日時で並べ替えると、ループ開始後に作られたページがまとまって見つかります。
Todoist側も同じタイトルのタスクが連続して並ぶので、正しいものを残して削除します。
削除の前に、残すタスクにタスクIDが正しく入っているかを確認しておくと、同期を再開したときに再び重複が生まれません。
片付けが済んだら、前のセクションの防止設定を入れてから、同期をひとつずつ再開します。
再開後しばらくは、テスト用のタスクを作って往復しないかを確認すると安全です。
自動化の設計を体系的に学び直したいなら、Notionのタスク管理を扱った書籍も手がかりになります。
止め方と防止設定がそろったところで、設定の途中で引っかかりやすい2点を補足します。
どちらもMakeでの相談が多い内容です。
よくある質問

Q. 無料プランでもループ防止の設定はできる?
A. MakeのフィルターやタスクIDでの上書きは、シナリオの組み方の工夫なので、プランに関係なく実装できる設計です。
ただしループが起きると実行回数を大量に消費するため、無料枠では上限にすぐ達する点に注意が必要です。
Q. Notionの「最終更新者」がMakeにならないのはなぜ?
A. Notionの最終更新者は、そのページを最後に編集したユーザーやインテグレーションになります。
Makeで書き込んだ直後に人間が同じページを編集すると、最終更新者は人間に置き換わるため、フィルターを通過してしまいます。
判定がうまくいかない場合は、フィルターの比較値の型が合っているかも合わせて見直してください。
まとめ
- ループの原因: 同期ツールが自分の書き込みを新しい変更として拾い直すこと
- 2sync: 同じタスクをほかの自動化と取り合わないよう分け、同期で書き換わらない条件でフィルターを組む
- Make・Zapier: 冒頭に「最終更新者」やラベルの判定を置き、タスクIDで既存レコードを上書きする
- 発生中の対処: 全経路を止める → 重複を片付ける → 防止設定を入れてひとつずつ再開
自作の判定に時間を取られているなら、同期の往復を管理してくれる専用ツールに任せるのが近道です。
参照情報源:
- 2sync「Todoist」ドキュメント(https://2sync.com/docs/todoist)(参照日:2026-10-01)
- 2sync「Todoist integration」(https://2sync.com/integrations/todoist)(参照日:2026-10-01)
- 2sync「Pricing」(https://2sync.com/pricing)(参照日:2026-10-01)
- Make Community「Filter not working in Todoist-Notion integration」(https://community.make.com/t/filter-not-working-in-todoist-notion-integration/5284)(参照日:2026-10-01)
- AI経営ラボ「Make.comでNotionタスク→Googleカレンダー双方向同期を自動化する」(https://ai-keiei-lab.jp/auto/make-notion-calendar/)(参照日:2026-10-01)
▼ NotionとTodoistを双方向同期する方法|2syncの設定手順と料金
▼ 2syncでTodoistのサブタスクをNotionに同期|階層を保つ設定手順
Xでも、ツールの使い方や効率化のヒントを発信しています。
気になった方はフォローしていただけると嬉しいです👉 @_neko_adventure