iPhone写真「最近削除した項目」のFace IDをオフにする方法と副作用
Intro

iPhoneの「最近削除した項目」を開くたびのFace ID認証は、設定アプリの「写真」から「Face IDを使用」をオフにすれば解除できます。
ただし、この設定を切り替えると「非表示」アルバムも同時にロックが外れるため、隠している写真がある人はオフにする前に注意が必要です。
この記事では、Face IDをオフにする具体的な手順と、オフにする前に知っておくべき副作用、そして「認証はそのままにして毎回の手間だけ減らす代替策」まで解説します。
認証がデフォルトで有効なのはiOS 16以降の仕様で、Apple公式のセキュリティ強化として導入されたものです。
この背景を理解すると、オフにするか残すかの判断が自分の使い方に照らしてしやすくなります。
この記事で分かること
・iPhoneの写真アプリで「最近削除した項目」のFace ID認証をオフにする手順
・オフにすると「非表示」アルバムも同時に解除される副作用の詳細
・認証を残したまま操作の手間を減らす代替のプライバシー対策
結論:iOS 16以降は「設定 → アプリ → 写真 → Face IDを使用」のトグルをオフで解除できますが、==「非表示」アルバムも同時に解除される==点を理解した上で判断してください。
Face IDが求められる仕様は「便利さ」と「プライバシー保護」を天秤にかける設計になっており、まずは仕様の背景を理解してから設定を触るのが安全です。
次のセクションで、なぜこの認証がデフォルトで有効になっているのかを解説します。
Index
IntroFace ID認証がデフォルトで必須になった理由「Face IDを使用」をオフにする手順Step 1: 設定アプリを開き「アプリ」を選ぶStep 2: 「写真」を選び「Face IDを使用」を探すStep 3: トグルをオフに切り替えて本人確認するオフにする前に必ず知っておきたい副作用認証は残したまま「毎回の手間」だけ減らす代替策よくある質問Q. Face IDをオフにしても「最近削除した項目」の中身は消えませんか?Q. 「Face IDを使用」の項目が設定画面に表示されないのですが?Q. 「最近削除した項目」だけ認証を残して「非表示」だけオフにできますか?Q. オフにした後で「やっぱりオンに戻したい」場合はどうすればいいですか?まとめRelated ArticlesRecent Posts
Face ID認証がデフォルトで必須になった理由
このセクションの要点: iOS 16 / iPadOS 16.1以降、Appleは「非表示」と「最近削除した項目」の2つのアルバムを標準でロックし、他人が触ってもプライベートな写真を見られない設計にしました。

Appleが2022年のiOS 16アップデートで導入したこの仕様は、「iPhoneを一時的に他人に貸したときの事故」を防ぐことを目的としています(Apple Support、2026年8月調査)。
たとえば友人に地図アプリを見せるためにiPhoneを渡した瞬間、相手が写真アプリを開いて「最近削除した項目」を覗くだけで、本来消したはずの写真が見えてしまう問題がかつて存在しました。
Face IDやパスコードによる認証を必須にすることで、持ち主本人が認証しない限り開けないアルバムとして保護される仕組みに変わったわけです。
同じロジックは「非表示」アルバムにも適用されており、両アルバムは実質的にiPhone内の「鍵付き引き出し」として機能しています。
この仕様変更は多くのユーザーにとってセキュリティ向上でしたが、頻繁に削除済み写真を見返す人にとっては「毎回顔をかざす手間」が発生することも事実です。
その手間を解消したい場合の設定方法を、次のセクションで具体的に見ていきます。
「Face IDを使用」をオフにする手順
このセクションの要点: 設定アプリから写真アプリの認証設定にアクセスし、「Face IDを使用」のトグルをオフに切り替えるだけで完了します。

作業自体は3ステップで完了し、短時間で終わります。
ただしオフにする瞬間に一度だけFace IDまたはパスコードでの本人確認が求められるため、周囲に人がいる場所では画面ののぞき見にも気をつけてください。
手順を進める前に、現在使っているiOSがiOS 16以降であることを確認しておくとスムーズです。
iOS 15以前ではそもそもFace ID認証機能自体が実装されておらず、以下の設定項目が表示されないため、必要に応じて「設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート」から最新版に更新してから進めてください。
Step 1: 設定アプリを開き「アプリ」を選ぶ
ホーム画面から設定アプリ(歯車アイコン)を開き、下にスクロールして「アプリ」の項目をタップします。
iOS 18以降では、以前「設定」画面の中段にあった各アプリ設定が「アプリ」というひとつの階層にまとめられました。
古いiOSバージョンを使っている場合は、設定画面をそのまま下にスクロールすれば「写真」の項目が直接見つかるはずです。
Step 2: 「写真」を選び「Face IDを使用」を探す
「アプリ」一覧の中から「写真」をタップし、写真アプリの設定画面を開きます。
画面を下にスクロールすると、「Face IDを使用」というトグルスイッチが見つかります(Touch ID搭載モデルの場合は「Touch IDを使用」表記)。
このトグルが緑色(オン)になっている状態が、Face ID認証が有効なデフォルト設定です。
Step 3: トグルをオフに切り替えて本人確認する
「Face IDを使用」のトグルをタップしてオフに切り替えます。
このタイミングでFace IDの認証画面、またはFace IDが使えない状況ならパスコード入力画面が一度だけ表示されるので、本人確認を完了させてください。
トグルがグレーに変わればオフ完了で、次回以降「最近削除した項目」と「非表示」アルバムを開くときに認証が不要になります(nerdschalk.com、2026年8月調査)。
これで設定変更自体は完了ですが、実はこのオフ操作には見落とされがちな副作用が1つあります。
次のセクションで詳しく解説します。
オフにする前に必ず知っておきたい副作用
このセクションの要点: 「Face IDを使用」をオフにすると、「最近削除した項目」だけでなく「非表示」アルバムも同時に認証が不要になり、隠している写真が誰でも見られる状態になります。

多くの解説記事では手順だけを紹介していますが、この設定は「最近削除した項目」だけを個別にオフにできない仕様である点が最大の落とし穴です。
つまり、隠しておきたい写真を「非表示」アルバムに入れて管理している人は、同時にその保護も外れることを理解しておかなければなりません。
具体的には、iPhoneを他人に一瞬でも渡した際、相手が写真アプリのライブラリから「ユーティリティ」→「非表示」の順にタップするだけで中身が見えてしまいます(ubackup.com、2026年8月調査)。
この副作用が許容できる人は、たとえば「非表示アルバムをそもそも使っていない」「iPhoneを他人に渡すことがほぼない」「削除済み写真を頻繁に見返す運用をしている」ようなケースです。
逆に副作用が許容できない人は、次のセクションで紹介する「認証を残したまま手間だけ減らす代替策」を検討したほうが安全です。
なお、周囲の視線から画面情報を守る物理対策として、覗き見防止フィルムを併用しておくとカフェや電車内での意図しない画面露出も防げます。
物理的な覗き見対策と設定変更を組み合わせることで、リスクを最小化できます。
一方で、そもそも認証をオフにしない選択肢もあるので、次のセクションで代替策を紹介します。
認証は残したまま「毎回の手間」だけ減らす代替策
このセクションの要点: Face IDをオフにせず、「もう1つの容姿」機能や「マスク着用時のFace ID」を活用することで、認証の失敗回数を減らして体感的な手間を軽減できます。

「毎回Face IDが通らないのが面倒」という不満が動機であれば、設定自体をオフにしなくても解決できる可能性が高いです。
まず「設定 → Face IDとパスコード → もう1つの容姿をセットアップ」を試してください。
眼鏡の有無やマスク着用時など、認証が通りにくい状況の顔をもう1パターン登録することで、初回で認識される確率が大幅に上がります。
また、iPhone 12以降であれば「マスク着用時のFace ID」も別途オンにできるため、外出時の認証失敗もかなり減らせます。
一方で「そもそも他人にiPhoneを触られない環境を作る」というアプローチも有効で、パスワード管理アプリで重要情報を暗号化しておけば、写真アプリの認証設定に依存せず総合的なプライバシーを守れます。
パスワード管理をまだ導入していない場合は、以下のサービスが定番です。
1Passwordで安全に管理する — 公式サイト
これらの代替策のほうが、Face IDをオフにして「非表示」アルバムまで晒すよりも安全性は高く保たれます。
設定を変える前に、多くの人が抱く疑問にも触れておきます。
よくある質問

このセクションでは、Face IDをオフにする前後で多くの人が疑問に思うポイントを4つまとめました。
該当する項目があれば、設定を変える前に一度確認しておくと安心です。
Q. Face IDをオフにしても「最近削除した項目」の中身は消えませんか?
A. 消えません。
認証設定は「アルバムを開く際のロック」の有無を切り替えるだけで、中身の写真・動画データには一切影響しません。
「最近削除した項目」に入っている写真は、削除された日から30日後に自動で完全削除される仕様のままです(Apple Support、2026年8月調査)。
認証をオフにしても復元・完全削除の操作もこれまでと同じ手順で行えます。
Q. 「Face IDを使用」の項目が設定画面に表示されないのですが?
A. 使っているiOSのバージョンがiOS 16よりも古い場合、この認証機能自体が存在しないため設定項目も表示されません。
「設定 → 一般 → 情報」でiOSバージョンを確認し、必要に応じてアップデートしてください。
iOS 16以降でも表示されない場合は、「設定 → アプリ → 写真」ではなく、設定画面をそのまま下にスクロールして「写真」を探す旧レイアウトの可能性があります。
Q. 「最近削除した項目」だけ認証を残して「非表示」だけオフにできますか?
A. できません。
現行のiOS仕様では、両アルバムの認証設定は連動しており個別に切り替える手段は用意されていません。
どうしても「非表示」アルバムの保護を残したい場合は、Face IDをオンにしたまま利用するか、写真の隠し場所として別のプライバシー特化アプリ(メモアプリのロック機能など)を併用する方法が現実的です。
仕様変更を望む場合はApple公式のフィードバックフォームから要望を送ることもできます。
Q. オフにした後で「やっぱりオンに戻したい」場合はどうすればいいですか?
A. 同じ手順で戻せます。
「設定 → アプリ → 写真」の順に開き、「Face IDを使用」のトグルを再度タップしてオンに切り替えてください。
オンに戻す際は本人確認は不要で、その瞬間から「最近削除した項目」と「非表示」アルバムの両方で再びFace ID認証が求められるようになります。
設定は即時反映され、写真アプリを開き直せば挙動を確認できます。
まとめ
- Face ID解除の場所: 「設定 → アプリ → 写真 → Face IDを使用」のトグルをオフにする
- 最大の副作用: 「非表示」アルバムも同時にロックが外れる仕様なので、隠している写真がある人は要注意
- 代替策: Face IDの「もう1つの容姿」登録や覗き見防止フィルムで、認証をオフにせず体感の手間を減らせる
Face IDをオフにしていないのに認証画面が表示されなくなった場合の原因と対処法は、iPhone「最近削除した項目」でFace IDが出ない時の対処法で解説していますので、あわせて参考にしてください。
Face ID認証は「便利さと安全性のトレードオフ」なので、自分の使い方に照らして判断してから設定を触ってください。
覗き見リスクが気になる場合は物理的な対策も併用すると安心です。
参照情報源:
- Apple Support「iPhoneやiPadで写真やビデオを削除する」(https://support.apple.com/en-us/104967)(参照日:2026-08-17)
- nerdschalk.com「Disable Face ID for Hidden and Deleted Photos」(https://nerdschalk.com/disable-face-id-hidden-deleted-photos-iphone/)(参照日:2026-08-17)
- robots.net「How To Turn Off Face ID For Recently Deleted Photos」(https://robots.net/tech/how-to-turn-off-face-id-for-recently-deleted-photos/)(参照日:2026-08-17)
- ubackup.com「How to Lock Recently Deleted on iPhone」(https://www.ubackup.com/phone-backup/lock-recently-deleted-on-iphone.html)(参照日:2026-08-17)
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