iPhoneが充電しながら電源落ちるのを繰り返す原因は?ケーブルかバッテリーかの見分け方と対処法5ステップ
Intro

最終更新: 2026-09-28(バッテリー劣化と動作温度の説明をAppleサポートの記事に合わせて更新)
充電しながらiPhoneの電源が落ちるのを繰り返すときは、まず充電ケーブルとアダプタを別のものに交換して、本体側の問題かどうかを切り分けることをおすすめします。
ケーブルの断線や接触不良は電源落ちの原因として非常に多く、しかも数百円〜数千円という一番安いコストで確認できるからです。
充電器につないでいるはずなのに画面が真っ暗になり、しばらくするとAppleロゴが出て、また落ちる。
この状態が続くと「バッテリーが寿命なのか、それとも本体が壊れたのか」が判断できず、修理に出すべきかどうかも決められません。
この記事では、症状のパターンから原因を切り分ける手順を先に示し、そのうえで自分で試せる対処法と修理の判断基準を整理します。
この記事で分かること
・充電中だけ電源が落ちるのか、いつでも落ちるのかで原因がどう分かれるか
・「一時的な電源落ち」と「再起動ループ」の見分け方
・自分で試せる対処法5ステップと、その順番
・Apple正規・非正規修理店それぞれのバッテリー交換費用の目安
結論:充電中だけ落ちるならケーブル・アダプタ・充電ポートが原因の可能性が高く、充電していないときも落ちるならバッテリー劣化を疑います。
まずは充電まわりの交換から試してください。
原因の候補は複数ありますが、闇雲に試すと時間だけが過ぎていきます。
最初にやるべきは「どういう条件で落ちるのか」を自分で観察して、原因の範囲を半分に絞ることです。
Index
Intro充電中だけ落ちるのか、いつでも落ちるのかで原因が変わる「一時的な電源落ち」と「再起動ループ」は原因も対処も違う一時的な電源落ち — 電源ボタンを押せば復帰する場合再起動ループ — Appleロゴが何度も出て起動が終わらない場合充電中の電源落ちを自分で直す5ステップStep 1: 充電ケーブルとアダプタを別のものに交換するStep 2: 充電ポートのホコリと糸くずを取り除くStep 3: 強制再起動でシステム側の不具合を切り分けるStep 4: バッテリーの最大容量を確認するStep 5: 高温・低温の環境で使っていないか見直す修理に出す判断基準とバッテリー交換費用の目安Apple正規サービスでのバッテリー交換非正規修理店という選択肢修理費用の負担が不安なときの備え方よくある質問Q. 充電しながら使うと電源が落ちやすくなりますか?Q. バッテリーの最大容量が80%以上なら、原因はバッテリーではないですか?Q. 強制再起動を何度も繰り返しても大丈夫ですか?Q. 修理に出す前にバックアップは必要ですか?まとめ — 今日からできることRelated ArticlesRecent Posts
充電中だけ落ちるのか、いつでも落ちるのかで原因が変わる
このセクションの要点: 電源落ちが「充電しているときだけ」起きるなら充電経路(ケーブル・アダプタ・充電ポート)、充電していないときも起きるならバッテリー本体が原因の候補になります。

同じ「電源が落ちる」でも、充電中に限って起きる場合と、充電の有無に関係なく起きる場合では原因がまったく違います。
充電中だけ落ちるなら、疑うべきは本体ではなく電力が届くまでの経路です。
ケーブル内部の断線、アダプタの出力不足、充電ポートに溜まったホコリのいずれかで給電が一瞬途切れると、iPhoneは電力不足と判断して落ちることがあります。
特にケーブルはコネクタの根元が曲がりやすく、外から見て問題がなくても内部で断線しているケースがあります。
一方、充電していないときも落ちるなら、バッテリーそのものの劣化が主な候補になります。
iPhoneのバッテリー(リチウムイオンバッテリー)は消耗品で、使ううちに化学的経年劣化が進みます。Appleサポート「iPhoneのバッテリーとパフォーマンス」でも、充電残量が少ないとき、劣化が進んでいるとき、周囲の温度が低いときは突然のシャットダウンが起きやすくなると説明されています。劣化の度合いは「設定」>「バッテリー」の最大容量(新品時と比べた蓄電量の割合)で目安をつけられるので、あわせて確認しておくと判断しやすいと思います。
また、Appleサポート「iPhoneやiPadが高温または低温になりすぎた場合」によると、iPhoneは周辺温度が0〜35℃の場所で使うように設計されています。真冬の屋外など0℃前後の環境では、バッテリーが一時的に必要な電力を供給できず、電源が落ちることがあります。
ここまでの分岐を1枚に整理すると、次のような流れになります。

切り分けの方法はシンプルです。
充電器を抜いた状態でしばらくふだんどおり使ってみて、落ちなければ充電経路、落ちるならバッテリー側と判断できます。
もうひとつ、原因を絞るために確認しておきたいのが「落ち方」です。
同じ電源落ちでも、放置すれば復帰するのか、Appleロゴが出続けて起動しないのかで、次にやることが変わります。
「一時的な電源落ち」と「再起動ループ」は原因も対処も違う
このセクションの要点: 電源ボタンで復帰するなら自分で対処できる可能性が残っていますが、Appleロゴが何度も出て起動しない再起動ループは修理相談を優先すべき症状です。

多くの記事は「電源が落ちる」をひとまとめに扱いますが、この2つは切り分けたほうが判断が早くなります。
自分のiPhoneがどちらのパターンかを、次の説明と照らし合わせて確認してください。
一時的な電源落ち — 電源ボタンを押せば復帰する場合
画面が真っ暗になった後、電源ボタンやサイドボタンを長押しすると通常どおり起動し、その後しばらくは普通に使える状態です。
このパターンは、給電の一時的な途切れやバッテリーの電圧低下が原因であることが多く、ケーブル交換や充電環境の見直しで改善する余地があります。
落ちた直後の残量表示が実際より大きく減っている(残量に余裕があったのに、再起動後は大きく減っている)場合は、バッテリーが正しい残量を計算できていないサインなので、最大容量の確認まで進んでください。
まずは後述の5ステップを上から順に試すのが近道です。
再起動ループ — Appleロゴが何度も出て起動が終わらない場合
Appleロゴが表示されては消え、また表示される動作を繰り返し、ホーム画面までたどり着かない状態です。
これは充電経路だけの問題ではなく、バッテリーの深刻な劣化や、基板・電源制御まわりのハードウェア故障、iOSのシステム障害が絡んでいる可能性があります。
まず強制再起動を1回試し、それでもループが続くようなら自力での復旧は難しいため、データのバックアップ可否を含めて修理窓口に相談する判断に切り替えてください。
無理に何度も充電と再起動を繰り返すと、バックアップを取る機会そのものを失うリスクがあります。
自分の症状がどちらかを把握できたら、実際の対処に移ります。
以下の5ステップは、費用が安く・リスクが低いものから順に並べています。
充電中の電源落ちを自分で直す5ステップ
このセクションの要点: ケーブル交換 → ポート清掃 → 強制再起動 → バッテリー最大容量の確認 → 使用環境の見直し、の順に試すと最小コストで原因にたどり着けます。

順番には意味があります。
上のステップほど費用もリスクも小さく、下に行くほど原因の特定が確定的になるため、飛ばさずに上から試してください。
Step 1: 充電ケーブルとアダプタを別のものに交換する
手持ちの別のケーブルとアダプタに差し替えて、同じように電源が落ちるか確認します。
両方を一度に替えると原因が分からなくなるので、まずケーブルだけ、次にアダプタだけと1つずつ替えるのがコツです。
交換して症状が出なくなれば、そのケーブルまたはアダプタが原因だったと確定できます。
買い替えるときは、Appleの認証を受けたMFi認証品または純正品を選んでください。
非認証の安価な製品は出力が安定せず、同じ症状を繰り返す原因になります。
Step 2: 充電ポートのホコリと糸くずを取り除く
ポケットやカバンに入れて持ち歩いていると、充電ポートの奥にホコリや繊維が圧縮されて溜まります。
これがあるとコネクタが奥まで刺さらず、見た目は充電できていても接触が不安定になり、給電が途切れて電源落ちにつながります。
明るい場所でライトを当ててポート内部を覗き、詰まりが見えたら電源を切ってから、木製や樹脂製の細い棒でやさしくかき出してください。
金属製のピンや針は端子を傷つけて故障の原因になるため使わないでください。
Step 3: 強制再起動でシステム側の不具合を切り分ける
一時的なソフトウェアの不具合が原因なら、強制再起動で解消することがあります。
iPhone 8以降の手順は、音量を上げるボタンを素早く押して放す → 音量を下げるボタンを素早く押して放す → サイドボタンを長押しし、Appleロゴが表示されたら放すです(Appleサポート、2026年確認)。
サイドボタンは電源が入るまで押し続ける必要があり、途中で放すと失敗するので、Appleロゴが表示されるまで押したままにしてください。
強制再起動でデータが消えることはありませんが、直後に一度バックアップを取っておくと、この先の修理判断が楽になります。
Step 4: バッテリーの最大容量を確認する
設定アプリを開き、「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順にタップすると、最大容量がパーセンテージで表示されます。
この数値が80%を下回っている場合、突然の電源落ちが起きるリスクが明確に上がります(iphone-support.jp、2026年確認)。
同じ画面に「ピークパフォーマンス性能」の項目があり、過去に予期しないシャットダウンが起きているとその旨のメッセージが表示されるので、あわせて確認してください。
80%未満かつメッセージが出ているなら、Step 5まで試したうえでバッテリー交換を検討する段階です。
Step 5: 高温・低温の環境で使っていないか見直す
Appleが規定するiPhoneの推奨動作温度は0〜35℃です(Appleサポート、2026年確認)。
真冬の屋外や、車内・直射日光下のような高温環境では、バッテリーが保護のために電力供給を絞り、電源落ちにつながることがあります。
特にゲームや動画視聴をしながら急速充電すると本体が熱を持ちやすいので、充電中はケースを外して熱がこもらないようにしてください。
一度室温に戻してから同じ操作を試し、落ちなくなるなら環境が原因だったと判断できます。
なお、充電中に電源が落ちるのではなく画面がチカチカする症状が出ている場合は、原因の候補が少し変わります。
充電中に画面のチラつきが止まらないときの原因切り分けと5つの対処法もあわせて参考にしてください。
ここまで試しても症状が変わらないなら、自力での対処は一区切りです。
次に考えるのは、どこにいくらで修理を頼むかという判断になります。
修理に出す判断基準とバッテリー交換費用の目安
このセクションの要点: 5ステップを試しても改善せず、最大容量が80%未満または再起動ループが続くなら、バッテリー交換や修理相談に進む段階です。

判断の分かれ目は「充電まわりを替えても症状が変わらないかどうか」です。
交換しても直らず、最大容量も80%を切っているなら、費用と時間を比べて修理先を選びます。
Apple正規サービスでのバッテリー交換
Appleのバッテリー交換料金は、iPhone 16シリーズで15,800円、機種によって11,800〜22,800円です(pricey.jp調べ、2026年5月時点)。
料金は改定されることがあるため、依頼前にApple公式サイトで自分の機種の最新料金を確認してください。
AppleCare+に加入中で、かつバッテリーの最大容量が80%未満であれば、交換費用はかかりません(Appleサポート、2026年確認)。
純正部品で交換されるため、その後の防水性能やメーカー保証の扱いで不利にならないのが最大のメリットです。
一方で、店舗の予約が取りにくい時期があることと、修理内容によっては数日預ける必要がある点は事前に見ておいてください。
非正規修理店という選択肢
街の修理店でのバッテリー交換相場は2,280〜9,980円で、最短15分程度で完了する店舗もあります(smahospital.jp、2026年確認)。
費用と待ち時間を優先するなら現実的な選択肢で、その日のうちに使える状態に戻せるのが利点です。
ただし、非正規の修理を受けるとAppleの正規保証やAppleCare+の対象外になる場合があり、使われる部品の品質も店舗によって差があります。
まだ購入から日が浅い端末や、AppleCare+に加入している端末なら、まず正規サービスに相談したほうが結果的に損をしにくいです。
修理費用の負担が不安なときの備え方
バッテリー交換だけなら上に挙げた相場(正規11,800〜22,800円/非正規2,280〜9,980円)に収まりますが、基板や充電ポートの修理まで及ぶと金額は一段上がります。
毎回まとまった出費になるのが不安な場合は、複数のモバイル端末をまとめてカバーできる保険を検討する方法もあります。
ただしすでに故障している端末は加入後の補償対象にならないのが一般的なので、あくまで今後の備えとして考える選択肢です。
加入条件や補償の範囲・年間の上限額はサービスによって大きく異なるため、契約前に各社の公式サイトで対象端末と上限額を確認してから判断してください。
ここまでで、原因の切り分けから修理判断までの流れは一通り揃いました。
最後に、読者からよく出る疑問をまとめておきます。
よくある質問

ここまでの手順で解決しなかった人、あるいは手を動かす前に疑問を解消しておきたい人向けに、検索でよく出てくる質問をまとめました。
特に多いのは「充電しながら使うこと自体が原因なのか」「最大容量が80%以上なら安心なのか」という疑問です。
Q. 充電しながら使うと電源が落ちやすくなりますか?
A. はい、落ちやすくなる条件が揃います。
充電と高負荷の処理が重なると本体の温度が上がり、前述の推奨動作温度の上限を超えると、保護動作として電力供給が制限されるためです。
充電中はゲームや動画の連続再生を避け、ケースを外して放熱させると症状が出にくくなります。
Q. バッテリーの最大容量が80%以上なら、原因はバッテリーではないですか?
A. 断定はできません。
80%は「リスクが明確に上がる目安」であって(iphone-support.jp、2026年確認)、それ以上でも個体差や充電サイクルの偏りで電圧が不安定になることはあります。
ただし80%以上であれば充電ケーブル・アダプタ・充電ポート側の可能性のほうが高いので、先にStep 1とStep 2から確認してください。
Q. 強制再起動を何度も繰り返しても大丈夫ですか?
A. 手順どおりであればデータが消えることはありませんが、繰り返しは推奨しません。
1〜2回試して起動しないなら、それはソフトウェア以外に原因があるサインで、繰り返すほどバックアップを取る機会を失うリスクが高まります。
2回試して復帰しない場合は、充電したまま一度放置し、起動できたタイミングで即座にバックアップを取ってください。
Q. 修理に出す前にバックアップは必要ですか?
A. 必要です。
修理内容によっては初期化された状態で返却されることがあり、写真やLINEのトーク履歴が戻らない可能性があります。
iPhoneが起動できるうちにiCloudまたはパソコンへバックアップを取り、Apple IDのパスワードも手元に控えてから預けてください。
まとめ — 今日からできること
- まずケーブルとアダプタを1つずつ交換する: 費用が最も安く、充電中だけ落ちる症状の原因として最も多いため
- 充電器を抜いた状態でしばらく使ってみる: 落ちなければ充電経路、落ちるならバッテリーと切り分けられる
- 設定→バッテリー→バッテリーの状態と充電で最大容量を見る: 80%未満なら交換検討のライン
- Appleロゴが繰り返し出る再起動ループは自力対処を打ち切る: バックアップ確保を優先して修理相談へ
充電中以外にも電源落ちが起きているなら、原因の候補が変わります。
充電していないときも電源が急に落ちる場合の原因と直し方も参考にしてください。
まずは手元のケーブルを別のものに替えるところから始めてください。
それだけで解決するケースは珍しくありません。
参照情報源:
- Appleサポート「iPhoneを強制的に再起動する」(https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph8903c3ee6/ios)(参照日:2026-09-08)
- Appleサポート(推奨動作環境温度・バッテリーサービス料金・AppleCare+の適用条件)(https://support.apple.com/ja-jp)(参照日:2026-09-08/最新の料金・条件は公式サイトでご確認ください)
- pricey.jp「iPhoneバッテリー交換料金」(https://www.pricey.jp/web/articles/1888)(参照日:2026-09-08)
- smahospital.jp「iPhoneの電源が落ちる原因と修理費用」(https://smahospital.jp/column/iphone/rare/53073/)(参照日:2026-09-08)
- iphone-support.jp「iPhoneのバッテリー最大容量と電源落ち」(https://www.iphone-support.jp/column/iphone-trouble/3259/)(参照日:2026-09-08)
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